関西国際空港(以下、関空)に海外から帰国して地方に帰るために大阪国際空港(以下、伊丹空港)に車で移動したり、大阪府北部にお住まいの方で関空から車で帰宅する際に利用するのに阪神高速道路という都市高速道路があります。
大阪市を中心に郊外に伸びる高架道路です。
関空から伊丹空港に自家用車やバスで移動する際には阪神高速道路の湾岸線→大阪港線→池田線という阪神高速道路の路線を乗り継ぎます。
阪神高速道路HPより引用
現在その大阪港線で道路拡幅工事を行っており、2019年度中には大阪港線→池田線への移動時間が短縮できるバイパス、信濃橋渡り線が完成する計画です。これによりこれまで関空から伊丹空港空港は約75分かかっていたのが、約10分ほど短縮される
ことが見込まれます。
現在は関空を出発して湾岸線を走行すること40〜50分でユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のある大阪南港に差しかかります。そのあたりから大阪港線に乗り替り、続く池田線に乗り換えるために一度環状線を半周して池田線に入って伊丹空港に到着します。
下図青い破線。
阪神高速道路HPより引用
しかし大阪港線にある西船場(にしせんば)JCTから池田線に渡る信濃橋渡り線が完成すると、環状線を半周する必要がなくなり約10分所要時間が短縮されます。上の図赤色のワープできるバイパスが利用できるようになるのです。
この渡り線は和歌山やUSJから大阪空港へ行く時も利用します。
阪神高速道路HPより引用
(渡り線移動の様子)
環状線は大阪市内をぐるっと回るように通っており、松原線や東大阪線、池田線など郊外に伸びる路線同士を乗り換える際にジョイント役として沢山の自動車が利用します。朝の通勤時や夕方の帰宅時間は大変渋滞することもあるので、この信濃橋渡り線が完成すると大阪府南部から北部に移動する時の利用価値はかなり上がります。
関空は大阪府南部に位置しており、梅田(うめだ)や難波(なんば)などの中心部へは車や電車で1時間くらいかかることから、30分ほどで市街地にアクセスできる伊丹空港より利便性が悪いと言われています。
ノンストップで関空から梅田や新幹線の駅のある新大阪駅へアクセスできる新たな電車の路線を計画するなど、大阪では関空の利便性向上が課題になっています。
そんな中での車移動の時間短縮は観光客も地元民にとっても大変ありがたい話になっています。ついでに時間短縮によるリムジンバスの料金値下げについても考えてもらいたいものです。
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