2020年9月1日より三井住友カードがポイント特化型クレジットカードとして、プラチナプリファードというクレジットカードの発行を開始しました。
券面はブラックとホワイトで、カードの国際ブランドはVISAのみです。
プラチナプリファード公式HP
プラチナプリファードPV動画(Youtube)
昨今のキャッシュレス化をより進歩させるために、ポイントを充実させたクレジットカードのようです。
どの程度ポイント還元率が良いカードなのか見ていきたいと思います。
まず、ショッピングによるポイント還元率は100円につき1ポイントです。還元率1%ですのでプラチナ級のカードとしては標準的なところです。
このカードのいいところは、プリファードストアという特定の提携先でのショッピングに対してはさらにポイントを増額してくれる点です。
例えば、コンビニエンスストアのセブンイレブンやファミリーマート、ローソンなどでお買い物をすると、通常の1%還元に加えて、2%が付加されますので合計3%がポイント還元されます。
他にはANAで直接航空券を購入すると通常の1%に加えてさらに1%付加されるので、合計2%。旅行サイトのExpediaホテル予約決済で使用すると通常の1%に9%付加されるので、合計10%も還元されます。
獲得したプラチナプリファードのポイントは様々な他社ポイントやマイレージ、キャッシュバックなど交換できます。
交換レート:1ポイント=0.6円
カード利用代金に充当できます。
全国の百貨店などで利用できるギフト券や生活家電などの景品に交換できます。
各社所定の交換レートで楽天ポイントやTーポイント、dポイントなどへの交換ができます。
プラチナプリファードで貯まったポイントは楽天ポイントに替えてお得にお買い物ができる!
三井住友銀行のインターネットバンキングで振込をする時の振込手数料の割引ができます。
交換レート:1ポイント=1Vポイント
様々なポイントやキャッシュバック、特典に交換可能ですが、Amazonギフトや楽天ポイントやdポイントはプラチナプリファードの1ポイント=1円または1ポイントで交換可能です。
Amazonギフトや楽天ポイントは1ポイント=1円としてネットショッピングなどで利用できますので、実質このカードで貯めた1ポイント=1円の価値があると言えます。
一方で、キャッシュバックやANAマイレージは1ポイント=0.6円または0.6マイルに交換可能です。
ANAマイレージは特典航空券に交換するとだいたい1マイル=2〜3円の価値があります。
上で述べたように、楽天ポイントなど交換先によっては1円の価値があるこのカードのポイントをANAマイレージの0.6マイルに交換すると1マイル=1.7円程度と2〜3円という通常のマイルの価値よりも悪くなってしまいます。
交換レートから考えるとキャッシュバックやANAマイレージへの交換は特段の理由がなければオススメできないかと思います。
海外旅行傷害保険
国内旅行傷害保険
お買い物安心保険
国内及びホノルルの空港カードラウンジの利用
このあたりはゴールドカードでも付帯されている内容ですね。
ちなみに、プラチナプリファードというカードですが、専用のプラチナデスクはありません。
年会費は33,000円(税込)と決して安くはありませんが、では月間にどの程度このカードを利用使用するとポイントで少なくとも年会費分を取り戻せる(ペイできる)のでしょうか?
このカードは通常、利用額の1%がポイントが還元されますが、ボーナスポイントとして初年度は加入後3ヶ月以内に40万円以上決済すると40,000ポイントが付加されます。
また、2年目以降は100万円ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント)が通常ポイントに付加されます。
結論としては、
月間に15〜20万円決済すると年会費はペイできます。
例えば、毎月15万円決済するとして、年間で180万円。通常ポイントで18,000ポイント獲得できます。
最初の3ヶ月では45万円決済しますので、初年度ボーナスの40,000ポイントも付加され、初年度は58,000ポイント還元されます。
十分年会費はペイできますね。
2年目以降は、通常の18,000ポイントに加え100万円ごとに10,000ポイント付加されます(年間180万円として)ので、18,000+10,000=28,000ポイント還元されます。
しかしこれだけでは2目以降は年会費をペイできません。
そこでこのカードの特徴であるプリファードストア(特約店)で日頃からカードを利用すればさらにポイントを獲得できます。
例えば通常ポイントに1%加算されるスーパーで月に50,000円(500ポイント)お買い物をすると年間で600,000円(6,000ポイント)が獲得できるので、28,000+6,000=34,000ポイント還元され、年会費をギリギリペイできます。
ご家族構成によりますが、月間にスーパーで50,000円以上お買い物すること自体はそれほど非現実的ではないと思います。
その他にもETCによる高速道路の利用やコンビニエンスストア、ファストフード店などプリファードストアはたくさんありますので、それらを中心に利用してポイント加算を増やせば、月の決済額も10〜15万円で年会費分はペイできるようになります。
・プラチナプリファードというカードであるが、専用プラチナデスクのサービスはない。
・年会費は33,000円と高額なため、生活の中心的なクレジットカードとして使用しないと年会費の負担感が大きくなる。
・最大の特徴は、飲食店やコンビニエンスストア、百貨店、ドラッグストアなどプリファードストア(特約店)でカードを利用すると1〜9%の範囲で還元率が加算される。
・決済で貯まったポイントをキャッシュバックやANAマイレージに交換すると交換率が悪くなるので、楽天ポイントやdポイント、Amazonギフトなどへの交換がお得。
プリファードストアでの利用でますますお得にポイントを獲得できるプラチナプリファード。生活のメインカードを1枚決めたいと考えている方はぜひこの機会に検討してみてはどうでしょうか?
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