2020年の東京五輪や2025年の大阪万博を控え、国内ではビジネス、リゾートホテルの新規開業が盛んに行われています。
難波の旧歌舞伎座跡には2019年12月にホテルロイヤルクラシック大阪がオープンしました。2022年には新今宮に星野リゾートが展開するOMO7大阪新今宮がオープン予定です。
また関東ではザ・リッツカールトンが2020年に日光に新規開業する予定など、国内外のホテルブランドがこぞって国内での新規オープンを計画しています。
そんな中、大阪梅田の一等地に2019年11月27日オープンしたのが、阪急阪神ホテルズが運営するホテル阪急レスパイア大阪です。
阪急阪神ホテルズは関西私鉄の阪急電鉄や阪神電鉄を運営する阪急阪神ホールディングスの子会社で大阪府、東京都を中心に全国19の都府県で主に高級感あるビジネスホテルを展開しています。
もともと大阪梅田にあるヨドバシカメラ梅田の上階9~35階にホテルフロアーを設け、8階以下にもリンクス梅田として専門店や飲食店、スーパーをリニューアルさせました。
そのオープンしたてのホテル阪急レスパイア大阪に宿泊しましたので、ご紹介します。
梅田一等地、北区芝田町の為アクセスは阪急、阪神電鉄、大阪メトロ、JRから徒歩5分以内と抜群で迷路といわれる大阪の地下街を駆使すれば傘なしでもOKです。
正面玄関はヨドバシカメラの建物西側の2階で入るとレセプションのある9階への直通エレベーターがあります。
9階でエレベーターを降りると、オープン当初ということもあり、関係取引先から贈られたあまたの胡蝶蘭が飾られていました。
レセプションの空間は大きな窓で自然光を取り込み、天井は高く、やさしい薄茶色の印象を受けます。
通常チェックインは15:00からチェックアウトは12:00からですが、ホテルメンバーで公式サイトから予約すると13:00チェックイン、15:00チェックアウトと26時間滞在できます。
メンバーについては後述します。
13:30ごろ到着しましたが、会員は13:00~チェックイン可能ですのですでに数人の宿泊客がレセプションに並んでいました。
レセプションの横には自動チェックイン、チェックアウト機もありました。チェックアウト時はこの機械を使いました。
まだオープン5日目でスタッフの方にも不慣れなところがあるのか、チェックインにはやや時間を要するようでしたが、もちろん対応は丁寧に行ってくれます。
オープン記念プランで予約したので、持ち帰りできるアメニティをチェックイン時に頂きました。
宿泊料金はチェックイン時に決済します。一瞬はばかられましたが、他グループのSPGアメックスで決済しました。
部屋の最終確認を行うとのことで、10分程度ロビーで待ちました。
会員は上階フロアーに優先的にアサインされる特典があり、35階中34階の部屋を取ってくれました。
部屋までの案内はなく、自身で荷物を持ってエレベーターで上がります。エレベーターではカードキーをタッチして行先階ボタンを押しますのでセキュリティーは万全です。
部屋はツインルームでチェーンの国内ビジネスホテルより広く、外資系大手ホテルの部屋よりは狭い感じです。
眺めは高層階の北向きで、すぐ前にはグランフロント大阪やインターコンチネンタルホテルが見え、少し先には梅田茶屋町や淀川、大阪府の北摂方面が一望できます。
テレビは地上波番組の他、AbemaTVでアニメなどが見られ、CNNなどの海外ニュース番組も見られます。また、キャストを使ってスマホやタブレットにある画像やアプリをTV画面に映し出したり、Youtubeに接続して動画を楽しむことができます。
洗面所とお風呂とトイレは別々です。
洗面所のアメニティには歯ブラシ、ヘアーブラシ、綿棒とコットンセット、カミソリ、ボディータオルがあります。
お風呂にはバスタブとシャワーがあり、据え置きのシャンプー、リンス、ボディーソープがあります。
トイレはもちろんウォシュレット付きです。
部屋の備品にはアイロンとパジャマ、室内スリッパ、セーフティボックス、冷蔵庫があります。冷蔵庫は空っぽでミニバーはありません。
無料の飲み物はペットボトルの水、コーヒー、日本茶がセットされています。
コンセント類は電気プラグとUSBポートがカウンター台とそれぞれベッド横にあります。
ホテル内施設としては、9階ロビーに宿泊者専用のコーヒーマシーンとコピー機、自動外貨両替機があります。
同じく9階にレストラン「グリリアート・クオッカ」があり、朝食、昼食、夕食で利用することができます。外には日本庭園があります。
12階にはフィットネスジムとランドリーがあります。
各階には自動販売機と製氷機があります。
2020年1月28日までは開業記念プランとして、特別優待料金に加え宿泊者ごとに朝食も付いてきます。
9階レストラングリリアート・クオッカで6:30〜10:00まで頂けます。会員は朝食もしくは昼食のどちらかとしても利用できます。
朝食として頂きましたが、バイキング形式で温かい食事とサラダ、和食、米飯、汁物、パン、ジュースが揃っています。正直品数はそれほど多くないので混み合うと非常に食事が取りにくいです。
ホテル周辺は多数の飲食店がある他、階下のリンクス梅田にはオイシイもの横丁というカウンター形式の飲食店街やスーパーマーケットもあります。
スーパーマーケットにはお弁当やお惣菜、お酒類、スナック菓子など種類が豊富なので安く済ませたい時は持ち帰って部屋で食べることも十分可能です。
地下のスーパーマーケットから直通でロビーのある9階へアクセスできるエレベーターもあります。
今回は生後3ヶ月の子どもも連れて行きましたが、9階のロビーには授乳室があり、依頼すればツインベッドの間にマットレスを用意してくれますので親子で添い寝も可能です。幼児用の枕はありませんでしたのでお気をつけて。
標準設備かはわかりませんが、アメニティには子ども用の室内スリッパや歯ブラシセットも用意してくれていましたので、必要なら依頼するといいと思います。
上で触れました、阪急阪神ホテルズのメンバーについてですが、カードを1枚作るだけです。しかも、クレジットカード付きではありませんので(クレジット機能をつけることもできます)、入会金や年会費は不要です。会員証みたいなものを作るだけです。
それだけで阪急阪神ホテルズに宿泊の際、会員優待料金で宿泊でき、レストランでの割引が受けられる他、、レスパイア大阪では高層階へのアップグレードと朝食か昼食が無料で頂けます。
このカードにはSポイントという阪急阪神系列で貯めて使えるポイントが付与されます。阪急阪神ホテルズに宿泊すると、宿泊料金の3%が貯まり、1ポイント=1円として阪急百貨店やホテルで利用できます。
阪急阪神ホテルズに宿泊する際には是非会員になることをお勧めします。
今回は開業記念プランかつ会員価格でツインルーム1泊大人2人(幼児無料)で14,200円と朝食付きであることを考えるとお得感があります。
大阪梅田の中心地で私鉄や地下鉄、JRからのアクセスも抜群に良いので、観光にビジネスに真新しいホテル阪急レスパイア大阪に宿泊してみてはどうでしょうか?