10連休GWまであと1週間を切りました。楽しみでならない旅人も多いのではないでしょうか?
そんな休暇に香港へ旅行に行く計画を立てている方がいらっしゃれば、是非参考にしていただきたいところです。香港の安宿が集合する重慶大厦(チョンキンマンション)についてご紹介します。
mile de-mile撮影
「えっ、安宿なんて…」と思ったリッチなOLさんや子供連れの家族の方でも、泊まらずとも重慶大厦に一度訪れてみてください。
重慶大厦は香港でも九龍側の中心街にある彌敦道(ネイザンロード)沿いにあり、香港の地下鉄MRTの尖沙咀(チムサーチョイ)駅から歩いて1、2分のところにある建物の名前です。漢字の意味から日本語にこじつけるとチョンキン(重慶)大厦(マンション)です。
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表からのパッと見は1つの建物のように見えるのですが、5棟がくっついた建物でそれぞれA座、B座、C座、D座、E座と呼ばれる独立した建物です。独立した建物なので、例えば同じ10階でもA座とB座やD座とE座は横で繋がっておらず、違うエレベーターに乗る必要があります。
また、各座にエレベーターは2機ありますが、偶数階行きと奇数階行きに分かれています。1階には上階にあり数多のゲストハウスの名前が書いた看板が出ています。
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彌敦道から重慶大厦に入ろうとすると、インド系のオヤジやアフリカ系の黒人の兄ちゃんが宿や両替の勧誘をしたり、何をするともなくウロウロしてたり、2、3人でおしゃべりしているなど怪しさは満点ですが、思い切って入ってみましょう。
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かつては違法薬物の密売などもあったようですが、最近は警備員が常駐しているなど、治安の良化が図られています。怪しい客引きなどは無視すれば特段怖い目に合うことはないと思います。
建物の1階は両替所やインド人のオヤジが商う食堂やスマホ屋など商店が並んでいます。それより上階にはゲストハウス、安宿や地元の住居があります。最上階は17階です。
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泊まりもしない旅行者がなぜここに立ち寄ることをおすすめするかというと、ディープな香港を味わえることに加え、入口付近にある外貨両替のレートが空港やホテルなどと比較してかなり良いからです。
重慶大厦といえどもこそこそとした闇両替ではなく、オープンに営業しているので恐れることはありません。レート表示もありますし、両替後にはレシートも出してくれます。
彌敦道に面した重慶大廈の正面入り口から入ると、いくつもの両替ショップが並んでいますので、各お店の店頭にあるレート表を見てどこが一番良いか比較してみてください。見てるだけで両替ショップが強引に客引きしてくるようなことは無いです。
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私が直近で訪れた2018年の某日、重慶大厦のより良い両替ショップのレートが1JPY=0.0712HKDでした。同じ日の香港国際空港では1JPY=0.0667HKDでした。
仮に1,000HKDを手に入れるために両替すると重慶大厦では約14,050円払えば済みますが、空港では約15,000円必要となります。差額は約950円です。
大きいですよね、14,000~15,000円分を両替するのに上下1,000円の差額が発生します。お買い物や宿泊費支払いのためにたくさん両替する時には差がもっと大きく生じてきます。
香港はハブ空港があり世界中からのネットワークを持っています。
したがって重慶大厦の両替ショップで取扱う外貨も世界各国さまざまなです。特に東南アジア、オセアニア、インド、中東、ヨーロッパやアフリカから降り立っても各国通過→香港ドルへ両替可能です。
重慶大厦は安全になったといえども上階は安宿であまり、リッチではないさまざまな国籍の方が出入りしています。両替したお金を財布から出し入れしたり、パスポートを人目につくように持ち歩いたりするのは盗難の危険性があります。
ぜひ重慶大厦を訪れて、ちょっとディープな香港を垣間見て、さらにお得に外貨両替をして観光にショッピングにグルメに香港旅行を楽しもう!
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