楽しく時に贅沢な旅行をするためにポイントやマイルをお得に貯める方法、 航空券の情報、旅の様子について紹介します!!

今読みたい海外旅行に出たくなる著書は?

ゴールデンウィークも近いのに新型コロナウィルスで外出自粛要請が出ている中、自宅で旅行記や旅行系Youtubeをご覧の方もおおいのではないでしょうか?

 

今のうちに次回以降の旅行の計画や現地情報をインターネットや地図で探して妄想旅行に出かけるのもいいかと思います。

 

今回は海外旅行に行けない今、読めば行きたくなるような、行く前や行った後に読んでみたい私オススメの著書をご紹介します。定番の有名な物もありますが改めて読んでみて下さい。

 

まずは、旅好きのバイブルとでも言うべき、定番の作品。

1、沢木耕太郎深夜特急

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1人の若者がデリーからロンドンまで乗り合いバスで陸路の旅を成功させると友達と賭けをして、香港とバンコクでストップオーバーできるデリーまでの航空券を購入し日本を出発。

当初のデリー行きを途中のバンコクコルカタ行きに強引に変更して、香港〜マカオバンコク〜マレーシア〜シンガポールバンコクコルカタ〜バラナシ〜ネパール、そしてデリーへ。スタートのデリーに到着した時には既に日本を出発して半年以上が経っていた。

そこから、パキスタン〜イラン〜トルコ〜ギリシャ〜イタリア〜フランス〜モナコ〜スペイン〜ポルトガルを経てロンドンへ乗り合いバスで旅するお話。

様々な人との出会いや出来事が鮮明に描かれており、共感できる点も多々あり、旅慣れない人にとっては自分の旅スタイルを確立する為の教科書的な部分もあります。

現在では治安上通過しにくいパキスタンのラホール〜クエッタ〜イランのシラーズ〜イスファン〜テヘラン〜トルコのイズミルという南シルクロードを自由に旅できていたことに羨望を感じます。

もう2冊沢木耕太郎氏の著書を。

2、沢木耕太郎『波の音が消えるまで』

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オアフ島、バリ島でサーフィンインストラクターをしていた主人公航平が波乗りへの興味を失い、日本へ帰国する途中立ち寄った1997年の返還で盛り上がる香港。祝祭ムードで香港中の宿が満室の為、マカオのホテルリスボアへ。言わずと知れたカジノホテル。

そこで、中国人に扮した日本人劉氏、娼婦の李蘭(りらん)と出会い、バカラ漬けの毎日。バカラの出目の法則性を見出すことに勤しんだ。

航平が一時帰国時に劉氏は病死。その直前に劉氏はバカラで大勝し、死際に航平宛に李蘭に一冊のノートを託す。そこには「波の音が消えるまで」と書かれていた。果たして、それがバカラの必勝法なのか?

人間模様が描かれた人情話。マカオバカラカジノに興じたことのある方や、これから始めてバカラに繰り出す方にオススメです。

3、沢木耕太郎『旅の窓』

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これは写真家ではない沢木氏が様々な地を巡る中で何気にシャッターを切った、世界の一コマに対し、その時の情景や考えを記した一冊です。

 

ヨーロッパ舞台のミステリー小説

4、ダン・ブラン氏『ダ・ヴィンチ・コード

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ルーブル美術館の館長が殺害され、ダイイングメッセージにはハーバード大学教授ロバート・ラングドン氏の名前が。ダイイングメッセージを読み解く暗号解読官のソフィー氏は館長の孫娘でラングドン氏は暗号であり、直接の関係者ではないと確信。

ラングドン氏とソフィー氏は警察を振り払いながら、館長が残したメッセージを解明するため、フランスから最後はイギリスを訪れるミステリー小説。

 

ルーブル美術館(フランス)や最後の晩餐(イタリア)の描写が出てくるので、訪れたことがある方は想像しやすいし、作品を読んでから訪れるのも良いと思います。

ラングドン氏が登場するシリーズ続編『インフェルノ』はイタリアフィレンチェからトルコイスタンブールを舞台に繰り広げられるミステリー小説。

アジアの風を感じる著書

5、一ノ瀬泰造地雷を踏んだらサヨウナラ

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フリーランスの写真家としてベトナム戦争期にベトナムカンボジアで戦況を伝えた一ノ瀬泰造氏の活動記録。

反政府側の兵士に同行し最前線で撮影し、合間には庶民の生活を伝える。当時、政府軍クメールルージュの支配下にあったアンコールワットでクメールルージュの兵士と写真を撮りたいと機会を窺っていたが、そのクメールルージュに捕まり処刑された。

著書には一ノ瀬氏が撮影した写真も一緒に収められています。

1999年には俳優浅野忠信氏主演で映画化もされ、現地での活動がより分かりやすく物語化されています。

 

初めてインド旅行する人には是非読んでから旅立ってもらいたい。

6、遠藤周作『深い川」

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私は旅行してからこの著書の存在を知って読みましたが、行く前のインド予習と帰国後の復習で2回読むのをオススメします。

妻を亡くした人、兵隊としてアジアに戦争で出兵した経験を持つ人、飼っていた九官鳥の命と引換に病床から回復した人、新婚旅行の若い夫婦など様々な境遇を持った人がとある旅行会社のツアーでインドを訪問。

デリーからタージマハルなどを見学し、ガンジス河畔のヒンドゥー教の聖地バラナシを訪れる。そこでは生活用水として川を使い、その川で身を清める人、その横では運ばれてくる遺体が焼かれ、その灰が川に流され…、輪廻転生が営まれる町に各々感じるところが描写される。

インドを訪れる前に読んで、本書で記されていたのはこういう事か。また、帰国してから読むとより記されている事に実感が湧いてきます。

 

もう一つインドを舞台とした小説

7、ヴィカス・スワラップ『僕と1ルピーの神様』

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この物語は『スラムドッグミリオネア』という題で映画化もされました。インドムンバイのスラム育ちでウェイターの主人公ラムがクイズミリオネア形式の12問連続正解で10億ルピーを手にする事ができるクイズ番組に出演。

見事に全問正解するが、学の無いラムが難問に正解したことに疑義を感じたTV側の策略により警察に逮捕される。

しかし、出題の回答は知識から答えたものでは無く、スラムで見て経験した事から回答できた事を彼の弁護人が証明。その一問づつのエピソードを描写しています。

 

ご紹介した著書は私が読んで旅に出たくなった作品で、他にもいい作品はたくさんあると思います。舞台がアジアに寄ったところもありますが、ガイドブックや旅行記以外からも旅の情報を得ることができます。

 

是非、外出自粛の今、たくさん本を読んでみてはどうでしょうか。  

 

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