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イギリスがEUから離脱で、ヨーロッパ旅行はどう変わる?

イギリスが2020年1月31日を以ってEC時代から加盟してきた欧州連合EUから47年ぶりに離脱しました。ブレグジット(BREXIT)と呼ばれ歴史的な出来事です。

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EUは経済と石炭や鉄鋼など重要資源の共同管理を目指した1952年のECSCに端を発し、組織を変えながら1993年にEUが発足し、2002年に共通通貨ユーロが流通しました。変遷を重ねる中で加盟国も当初の6ヶ国から28ヶ国まで増えました。

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離脱したイギリスへは成田、羽田から直行便が就航している他、関西空港からも20年ぶりに2019年4月よりブリティッシュエアウェイズが直行便を就航させアクセスがよくなりました。

 

ヨーロッパを旅行する時に気付くのが、周遊旅行で隣国へ渡航の際パスポートのチェックが無いことが多々あります。

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例えば、日本人でもドイツからフランスへ移動するとき空港のパスポートコントロールでチェックされません。

これはシェンゲン協定という多くのEU加盟国が批准している協定で、この協定を締結している国同士の行き来には外国人でもパスポートのチェックがされません。

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だから、陸路でシェンゲン協定国同士の国境を通過する時も日本の県を跨ぐのと同じくらい容易いのです。

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ブダペストから出発する国際列車。

 

ただし、EU加盟国=シェンゲン協定批准国では無いところに注意が必要です。その代表的な国がイギリスやアイルランドアイスランド、スイス、ルーマニアブルガリアと言った国々です。

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その中で今回の主題であるイギリスは2020年1月30日まではEU加盟国で、シェンゲン協定非批准国でした。

したがって、日本人などの非EU国籍の人が日本などから直接でもEU加盟の第3国からでも入国する時はパスポートのチェックがありました。

EU加盟国の人は簡単な入国審査のみで、税関申告もありません。EU加盟国同士なので優遇されていました。

 

で、今回1月31日からイギリスはEU非加盟国となり、変わらずシェンゲン協定非批准国ですので、日本人などの外国人はもちろん、EU加盟国の人もイギリスへの入国にはきちんとパスポートチェックがありますし、税関申告も必要になるのです。

 

したがって、日本人など非EU加盟国の人は以前と変わらず、パスポートチェックや税関申告も行わなければならないのです。EU加盟国の人は簡易な身分証による入国審査がきちんとしたパスポートチェックにかわり、通関も必要になります。

 

EU非加盟国の私達にとってイギリスがEUを脱する事による入国の手間やめんどくささはほぼほぼ無いようですが、EU域内の人にとってはパスポートチェック以上に関税がかかるところに抵抗のある人もいるのではないでしょうか?

 

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ヨーロッパ旅行する前にもう一度EU加盟国、シェンゲン協定批准国、通貨ユーロの使用国などを確認しておかれてはどうでしょうか?

 

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